光回線をやめて「home 5G」などのホームルーターに乗り換えたいけれど、
「ひかり電話が使えなくなると固定電話番号はどうしよう…」
と悩んでいる方は多いと思います。

そんなときの選択肢になるのが、ドコモの homeでんわ
市外局番から始まる固定電話番号を、ドコモのモバイル回線経由で使えるサービスで、
工事不要・固定電話機そのままで導入できます。

この記事では、管理人も実際に使っている「homeでんわ」の特徴や料金、メリット・デメリットを、
特に home 5Gユーザーの「固定電話の置き換え」 という視点でまとめていきます。

我が家もhome 5G+homeでんわにしてから、回線周りがかなりスッキリしました。


ドコモ「homeでんわ」とは?

homeでんわの基本

  • 自宅の固定電話機をそのまま使いながら、
    ドコモのモバイル回線経由で発着信できる固定電話サービス
  • 市外局番から始まる固定電話番号をそのまま引き継げる(番号ポータビリティ対応・一部条件あり)
  • 専用アダプタ「homeでんわ HP01」と固定電話機をつなぎ、コンセントに挿すだけで利用開始

料金プランのざっくり

※詳細や最新情報は公式ページを必ず確認してください。

  • homeでんわ ライト
    • 月額:1,078円(税込)
  • homeでんわ ベーシック
    • 月額:2,178円(税込)
    • 550円分の無料通話&主要な付加機能付きプラン

さらに、ドコモスマホやホームルーター「home 5G」とセットにすると
「homeでんわ セット割」が適用され、
月額基本料金から528円(税込)割引されます。

ライトなら割引後 550円(税込)から使えるので、
「固定電話番号だけは残したい」というニーズにハマりやすい価格帯です。


home 5Gユーザーにとっての「homeでんわ」のメリット

光電話が使えない/使いにくい環境でも固定電話を維持できる

home 5Gはあくまで「モバイル回線を使うホームルーター」なので、
フレッツ光などの ひかり電話と直接は連携できません
つまり、

  • 光回線 → home 5Gに乗り換える
  • でも固定電話番号は残したい

という場合、普通は「加入電話を残す」など別回線が必要になります。

そこで役立つのが homeでんわ

  • モバイル回線経由なのに「市外局番から始まる固定電話番号」が使える
  • 光回線の工事が要らないので、「home 5Gだけ」で家の通信が完結しやすい

「ネットはhome 5G、固定電話はhomeでんわ」でまとめると、
回線構成をシンプルに保ちつつ、固定電話番号も維持できます。

工事不要・コンセントと電話線だけでOK

homeでんわは、壁のモジュラージャック工事などがなく、

  1. homeでんわ HP01をコンセントにつなぐ
  2. 固定電話機とHP01を電話線でつなぐ

これだけで利用開始できます(番号ポータビリティなどの手続きは別途あり)。

  • 引っ越しが多い方
  • 賃貸で工事がしにくい方

には特に相性が良いです。

セット割でランニングコストを抑えられる

  • home 5Gプランやドコモスマホと同一ファミリー割引グループに組むことで、
    homeでんわの 月額が528円(税込)割引
  • ライトプランなら、実質550円(税込)で固定電話番号が持てる計算になります。

「固定電話をほとんど受け専用にしている家庭」なら、
低コストで番号だけ維持したいニーズにハマります。


管理人がhomeでんわを選んだ理由と使ってみた感想

我が家がhomeでんわにした理由
我が家では、もともとドコモ光+ひかり電話を使っていましたが、

  • 回線料金を見直したかった
  • 在宅ワーク中心になり、home 5Gでも十分な速度が出ると判断した
  • とはいえ、固定電話番号を解約するのは不安(親族や病院などの連絡先で使っている)

という理由から、
**「ネットはhome 5G、電話はhomeでんわ」という構成に切り替えました。

使ってみて感じたメリット(リアルな感想)

  • 音質は通常の固定電話とほぼ同じ感覚
    家族も特に違和感なく使えています。
  • 以前より配線がかなりスッキリ
    光回線の終端装置やルーター類が減り、
    「home 5G+homeでんわ HP01+固定電話機」だけになりました。
  • セット割で固定電話の月額も抑えられ、
    トータルの通信費は以前より安くなりました(体感)。

ちょっと気になったポイント

停電時はhome 5Gと同様に使えなくなるので、
停電中でも通話したい場合は別の手段(携帯など)が必須です。


従来の固定電話・ひかり電話との違いを簡単に比較

月額料金のイメージ

  • 一般的な加入電話・ひかり電話
    • プランやエリアによりますが、基本料金+オプションでそれなりの金額に
  • homeでんわ ライト
    • 月額1,078円(税込)
    • セット割適用で550円(税込)

「スマホ・home 5Gをすでにドコモでまとめている家庭」なら、
homeでんわの方が分かりやすい料金で、維持費も抑えやすい構成になります。

通話料

  • 固定電話宛:8.8円/3分(全国一律)
  • 携帯電話宛:17.6円/1分(加入電話と同水準)

距離で料金が変わらず、
地方在住で「県外への固定電話通話が多い」という家庭ほど、
homeでんわのメリットが出やすいです。


導入の流れ

  1. homeでんわの申し込み
    • ドコモショップ、オンライン、量販店などで申し込み
  2. 専用アダプタ「homeでんわ HP01」を受け取る
  3. 固定電話機と接続する
    • HP01と今使っている固定電話機を電話線で接続
  4. 電源を入れてランプを確認
    • 「tel」ランプが緑点灯になれば、発着信可能な状態に
  5. 必要に応じて番号ポータビリティの手続き(固定番号を引き継ぐ場合)

基本的には「コンセント+電話線」のシンプル構成なので、
配線が苦手な方でも比較的導入しやすいと思います。


導入前に知っておきたい注意点・デメリット

停電時は使えない

home 5Gと同様、アダプタと固定電話機に電源が必要なので、
停電時は緊急通報を含めて通話ができません。

  • 災害対策としての固定電話を重視している方は、
    モバイルバッテリーやスマホ・携帯電話との併用を検討しましょう。

緊急通報時の仕様が一般の固定電話と異なる

  • 110・119・118に発信した際、
    緊急機関に通知されるのは「固定電話番号ではなく、070/080/090などから始まる番号」となります。
  • 呼び出し音が鳴るまでおおよそ10秒程度かかるため、途中で切らずに待つ必要があります。

このあたりは 家族全員に事前共有しておくべきポイント です。

利用できない番号・サービスがある

  • 一部のフリーダイヤル・サービス番号・他社提供の電話サービスなど、
    利用できない番号・適用されないサービスがあります。
  • 利用中のFAX・警備サービスなどがある方は、
    事前に対応可否を必ず確認 しておきましょう。

こんな人に「homeでんわ」はおすすめ

  • home 5Gに乗り換えたいけれど、固定電話番号は残したい
  • 光回線の工事なしで、固定電話を導入・維持したい
  • ドコモスマホやhome 5Gをすでに契約していて、
    セット割で通信費を整理したい
  • 実家の固定電話料金を少しでも抑えたいが、
    市外局番付きの番号は変えたくない

特に home 5G+homeでんわ の組み合わせは、
「回線をシンプルにしつつ、固定番号も残したい」家庭にぴったりの構成だと感じています。


まとめ:home 5G時代の「新しい固定電話」の選択肢

最後に、記事の締めとしてまとめです。

  • homeでんわは、モバイル回線を使って固定電話番号を使えるドコモのサービス
  • home 5Gとセットにすることで、光回線なしでも固定電話番号を維持しやすい
  • ドコモスマホ・home 5Gとのセット割で、
    月額550円(税込)〜という手頃なコストで番号が持てる
  • 一方で、停電時や緊急通報時の仕様など、
    従来の固定電話とは違う点もあるため、導入前に要チェック

「home 5G+homeでんわ」にしてから、
我が家は固定電話まわりもだいぶスッキリしました。
同じように回線の見直しを考えている方は、
選択肢のひとつとしてぜひ検討してみてください。

よくある質問(Q&A)

Q1. homeでんわって、普通の固定電話と何が違うの?

A. 一番の違いは、「回線の種類」です。
従来の固定電話(加入電話・ひかり電話など)はメタル回線や光回線を使いますが、
homeでんわはドコモのモバイル回線(携帯電話ネットワーク)を使って固定電話番号で通話するサービスです。

電話機は今までの固定電話をそのまま使えますが、
壁のモジュラージャックではなく「homeでんわアダプタ(HP01)」につなぐイメージになります。

Q2. home 5Gを使っていないと、homeでんわは契約できませんか?

A. home 5Gがなくても、homeでんわ単体で契約自体は可能です。
ただし、home 5Gやドコモスマホと同じファミリー割引グループにして「homeでんわ セット割」を適用すると、月額料金が528円引きになるので、
home 5Gとセットで使うほうがコスパは良くなります。

Q3. 光電話からhomeでんわに乗り換えて、固定電話番号はそのまま使えますか?

A. 条件を満たせば、番号ポータビリティで今の固定電話番号を引き継いでhomeでんわで使えます。
ただし以下のポイントに注意が必要です。

  • 現在利用中の電話サービスが番号ポータビリティの対象かどうか
  • 一時的に通話が使えない期間が発生しないか
  • インターネットとセット解約になる場合の違約金など

乗り換え前に、現在の回線事業者とドコモ公式で必ず確認しておくのがおすすめです。

Q4. 停電のときもhomeでんわで電話できますか?

A. できません。
homeでんわは「停電時の連絡手段は スマホ・携帯電話・モバイルバッテリーなど別ルートも用意 しておくと安心です。

「停電時でも必ず通話できる手段」が必要な方は、運用方法をよく検討しましょう。

homeでんわアダプタ(HP01)」と電話機に電源が必要なので、停電すると通話ができなくなります。

Q5. 緊急通報(110・119・118)は問題なくかけられますか?

緊急通報自体は利用できますが、普通の固定電話と少し仕様が違う点があります。

  • 緊急機関に通知される番号は、
    homeでんわの固定電話番号ではなく、070/080/090などで始まる番号になる
  • 呼び出し音が鳴るまでに 10秒前後かかることがある ので、途中で切らずに待つ必要がある
  • このあたりは、家族全員に事前に共有しておくのが大事なポイントです。
Q6. FAXやセキュリティサービス(警備会社)は使えますか?

A. FAXやホームセキュリティなどの機器は、種類によって使えるもの・使えないものがあります。

  • FAX:
    利用できるケースもありますが、通信方式の違いで正常に送受信できない可能性もあります。
  • セキュリティ・各種自動通報サービス:
    一部はhomeでんわに対応していないことがあります。
  • 公式サイトでは 「利用できない主なサービス・番号」リスト が案内されているので、
    既に使っているサービスがある場合は、事前に対応可否を必ず確認しておきましょう。
Q7. 工事は本当に不要ですか? 自分で設置できる?

A. はい、工事は不要です。

homeでんわアダプタ(HP01)をコンセントに挿す

HP01と固定電話機を電話線でつなぐ

ランプ表示を確認して、発信テストをする。設置もかなりシンプルです。

これだけなので、配線が苦手な方でも比較的導入しやすいです。
(番号ポータビリティをする場合は、別途手続きが必要になります)

Q8. 月額料金はどれくらい? 本当に安くなる?

A. 料金プランはざっくり以下のイメージです(※目安・税込)。

  • homeでんわ ライト:1,078円
  • homeでんわ ベーシック:2,178円(無料通話などが付くプラン)

ここから、
ドコモスマホやhome 5Gとのセット割(homeでんわ セット割)で月528円引きになるため、
ライトプランなら 実質550円前後で固定電話番号が維持できる計算 です。

「ほぼ受け専用」「月数回の発信のみ」という家なら、
従来の固定電話よりもランニングコストを抑えられる可能性は十分あります。

Q9. 通話料はどれくらいかかりますか?

A. 代表的な通話料の目安は以下のとおりです

  • 固定電話宛:8.8円/3分(全国一律)
  • 携帯電話宛:17.6円/1分

特に固定電話宛は、距離や市内・市外に関係なく料金が一定なので、
県外への固定電話通話が多い家庭ほど、メリットが出やすいといえます。

Q10. homeでんわはどんな人・家庭に向いていますか?

A. こんな方に向いていると感じます。

  • home 5Gに乗り換えたいが「固定電話番号は残したい」
  • 賃貸やマンションで、光回線の工事がしにくい
  • ドコモスマホ・home 5Gなど、家族の通信をドコモにまとめている
  • 実家の固定電話を残したいけれど、毎月の料金はなるべく抑えたい

「ネットはhome 5G、固定電話はhomeでんわ」 という組み合わせは、
管理人の家のように、回線の整理とコスト見直しを両立したい方に特におすすめです。